誰にとっても特別な日である誕生日。
普段何気なく家族や友人と集まってお祝いをしていると思います。
この記事では、普段何気なくお祝いしている誕生日についてみていきます。
日本で最初に誕生日を祝ったのは、織田信長?
日本で最初に誕生日を祝ったのは、織田信長だったという説があります。
キリスト教が伝来し、神であるイエス・キリストの誕生を記念した日をクリスマスとして祝っていることを知った織田信長が、自分の神格化を推し進めるため、それを真似て自分の誕生日を祝ったとされています。
しかし、その時代において、庶民は自分の誕生日を正確に把握しておらず、誕生日をお祝いする文化は一般には広まりませんでした。
そもそも日本には誕生日を祝う習慣はなかった⁉︎
日本では誕生日をお祝いする習慣はありませんでした。
なぜなら、昔は「数え年」という年齢の数え方をしていたので、個人の生まれた日は関係なく、正月にみんな一斉に1つ歳をとるという数え方をしていました。
日本で個人の誕生日が祝われるようになったのは、昭和24年(1949年)に「年齢のとなえ方に関する法律」が制定されたことをきっかけに、、満年齢での数え方が普及しはじめてからだと言われています。
また、日本に誕生日ケーキの習慣が普及したのは第二次世界大戦後、アメリカのGHQによってもたらされたという説が有力なようです。
日本に古くからあった誕生日に似ている風習
日本には個人の誕生日を祝う習慣は、もともとありませんでした。
しかし日本には、誕生日に似ているある伝統的な風習があります。
七五三
昔は、医療も今のように発達していなかった上に、飢饉や疫病により子どもの死亡率はとても高いものでした。
そのため、子供が無事に成長したことをお祝いするため七五三が生まれたと言われています。
七五三をお祝いする習慣は室町時代から続いているようです。
成人式
20歳を迎えるタイミングでお祝いされるのが成人式です。
昔は男子が12〜16歳を迎えるタイミングで「元服」、女子が12〜16歳を迎えるタイミングで「裳着(もぎ)」という儀式が行われていました。
この「元服」や「裳着(もぎ)」という儀式が、その形を現在の「成人式」として残しています。
そもそも誕生日の由来は?
誕生日を祝うようになったのは、起源は古代ギリシャ時代と言われています。
月の女神であるアルテミスの誕生日を祝うというものです。
古代ギリシャ時代での誕生日は、神の生誕を祝い、祈りをささげるものでした。
月の女神アルテミスに祈りをささげるため、月に見立てた丸いハニーケーキのようなものを祭壇に供えていたそうです。
このとき、ケーキにさしたろうそくに火を灯し、月の光を表したそうです。
ロウソクの煙が天にのぼることで願いが届くと考えられていました。
これが誕生日ケーキの始まりと言われています。
個人の誕生日を祝うようになったのはいつから?
個人の誕生日をお祝いする習慣がいつからはじまったのかについては定かではありませんが、多くの歴史家が、15世紀にドイツで行われていたキンダーフェストという子供の誕生日会が起源であると考えているようです。
当時のドイツでは子どもの誕生日に悪霊がやってくると考えられていたため、バースデーケーキの上に1日中ろうそくを灯すことで神に祈りを捧げ、子どもを守っていたそうです。
一日が終わるとろうそくを消し、そのケーキを皆で分けて食べました。
誕生日ケーキがお祝いをするためのものになったのは、18世紀になってからのようです。
ロウソクのあかりを一息で消すと・・・
誕生日ケーキは19世紀にはアメリカに伝わり、今のようなデコレーションケーキの上に年齢の数のカラフルなロウソクを立てて吹き消す、というスタイルになります。
ちなみにロウソクのあかりは、一息で消すと願いがかなうと言われているそうです。
誕生日占いなんてものもあります
誕生日には、数字を使ったメッセージが込められていると考えられたりもしています。
多くの占いで生年月日の数字から、本質・才能・使命といったものを読み解くことに使われています。
興味のある方は、調べてみても面白いと思います。
おわりに
誕生日は1年に1度しかない特別な日なので、祝う側も祝われる側もどちらにとっても素敵な誕生日を過ごせるとすごく良いですね。
それでは、みなさんも良い誕生日を・・・
最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんに嬉しいことが起こりますように。
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