キャロリン・G・ハート著「優雅な町の犯罪」読んでみた

看板

この本も昔購入して読んでいなかった本です。

1996年に出版されたものです。

「優雅な町の犯罪」ハヤカワ文庫

作者は、キャロリン・G・ハートです。

ヘンリー・O(オー)シリーズの第二弾となります。

なぜかしら、第一弾は購入していませんでした。

この作者の本は前に「舞台裏の殺人」を読んでいました。

「優雅な町の犯罪」は作品の雰囲気が「舞台裏の殺人」とは大分違っているように感じました。

「優雅な町の犯罪」の方が、雰囲気が重々しいような感じです。

これは、主人公の違いによるように感じました。

「舞台裏の殺人」の主人公、アニーは若く、「優雅な町の犯罪」の主人公、ヘンリー・O(オー)は老婦人。

この違いなのかなと思いました。

主人公、ヘンリー・O(オー)

主人公は、ヘンリエッタ・オドワイヤー・コリンズ。

通称、ヘンリー・O(オー)。

老婦人、元新聞記者でミステリ作家です。

過去、子供を亡くしているようです。

ストーリー

休暇を楽しむはずが、テネシー州の小さな町で思わぬ事件に巻き込まれてしまうヘンリー・O(オー)。

ヘンリー・O(オー)は調査を始める。

元新聞記者だったヘンリー・O(オー)は、地道に町の人々に話を聞きまわるのですが、元新聞記者だっただけに、聞き込みはお手のものように思えました。

そして、新聞記者時代に養われたその観察眼。

町の人々の人間関係が明らかに

そして、調査が進んでいくと町の人々の人間関係が明らかになっていきます。

が、海外の作品のため登場人物の名前がカタカナなので、誰が誰なのかわからない状態になってしまいました。

巻頭の人物紹介を何度見たことか(笑)

前に読んだ「舞台裏の殺人」も人間関係がごちゃごちゃしていましたけど。

シリーズ一作目はアガサ賞受賞

ヘンリー・O(オー)シリーズの一作目は、「死者の島」です。

これは、アガサ賞を受賞しているようです。

「舞台裏の殺人」はアンソニー賞とアガサ賞を受賞しているし、作者のキャロリン・G・ハートは凄いですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

皆さんに嬉しいことが起こりますように。

 

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