春といえば桜! ~桜についてのあれやこれや~

春といえば何を連想しますか?

桜を連想する人が結構いるのではないでしょうか。

私もその一人です。

この記事では、桜についてのあれやこれやをみていきます。

桜の花言葉

桜の花言葉は「精神の美」、「優雅な女性」 です。

八重桜の花言葉は「おしとやか」、「豊かな教養」です。

桜の特徴

桜は卒業から入学の時期に咲く、日本の春の代表のような花です。

桜の特徴として、開花している花は比較的短い枝に付いています。

桜の花の色は種類にもよりますが、白、薄桃色、濃い桃色などをしており、花びらも一重や八重があります。

また、桜は種類が多く、自生している種類だけでも15種類位あります。

園芸用に品種改良された桜は300品種以上もあり、一般家庭の庭、公共施設の公園、街路にも植えられています。

桜の種類

桜の種類は、山桜が約15種類、品種改良された桜は300種類以上あると言われています。

淡紅色をした日本の代表的な桜は、染井吉野(ソメイヨシノ)の品種です。

濃い紅色の花を咲かせる河津桜は、一重の桜で2月の終わり頃から開花します。

また、大輪の花を咲かせる大島桜や小さい花が特徴な深山桜などがあります。

染井吉野(ソメイヨシノ)は園芸種

染井吉野(ソメイヨシノ)は野生種ではなく園芸種です。

エドヒガン系のサクラと、オオシマサクラの雑種を交配させた園芸種です。

江戸末期に開発された品種で、「吉野桜」として売られ始めました。

しかし、その後の調査でヤマザクラとは別品種だということがわかったため、1901年に「染井」の名をつけて「染井吉野(ソメイヨシノ)」とされたようです。

桜があるのは日本だけ?

桜と聞けば、すぐに日本を思い浮かべますが、桜自体は温暖な気候の北半球で生育するため、ヨーロッパやアメリカにも存在します。

日本だけにあるということではないようです。

中国と韓国は日本と気候も似ていることから、日本の桜に近い種類の桜があります。

桜の開花宣言

桜の開花宣言は、各地の標本木の桜が 5~6 輪咲くと出されます。

東京の標本木は、この靖国神社にあります。

桜の季節

日本の桜の季節は一般的に3月の終わりから4月にかけてと言われていますが、 開花期間は実際には4か月ほどになります。

沖縄の亜熱帯の島々で1月中旬に桜が咲き始めます。

九州では3月下旬頃から咲き始めます。

関西では3月から4月に移るにつれて桜の花が咲き始めます。

東京や横浜では、3月の終わりころに咲き始めます。

最後が北海道です。5月の第1週あたりに咲き始めます。

アリと桜の関係

アリは桜を害虫から守ってくれています。

桜は葉の付け根のところから蜜を出しています。

アリたちは桜の葉の蜜を目当てに木に登ってきます。

アリたちは蜜をもらう際に、葉についた昆虫の卵や幼虫を巣に持ち帰ることで、害虫から桜の木を守る役割を果たしています。

治水対策として植えられた桜

川に沿ってどこまでも続く桜並木。

桜のイメージですと川沿いに並んだ桜並木をイメージする人も多いと思います。

そもそもなぜ川沿いに桜が多く植えられているのでしょうか。

江戸時代の頃は、大雨が降ると川が氾濫しやすく、土手が決壊することもしばしばありました。

そのため、土手の決壊を防ぎ、洪水の被害を最小限に抑えるために桜を植え、お花見で人を集め、土手を踏み固めたといいます。

田植えの目印としての桜

桜が咲く季節は毎年一定であるため、集落の中で田植えの目印として大切にされ、使われて来たという歴史があります。

様々な説がありますが、桜の「サ」は稲の意味で、田植の神様を象徴するものだといいます。

「サ(稲)」の神様がいらっしゃる場所が「クラ(座)」です。

それが「サクラ」の語源だという説です。

繊細な桜の木

桜の木自体は外部からの刺激にとても弱いです。

そのため、お花見をする際は以下の点に注意しましょう。

根の近くには座らない

桜は浅根性のため、土の浅い所に根を張って、栄養を吸収しています。

そのため、根本の土が必要以上に踏み固められたりすると、呼吸ができなくなります。

お花見をする際は根の近くには座らず、一定の距離を置いて眺めましょう。

余った飲み物を桜にかけない

桜の木は、土壌に水分が多すぎる環境が苦手です。

水はけの良い場所を好むため、お花見で余った飲み物を桜の根元に流すと、桜の木は弱ってしまいます。

飲み残しは、桜の木の根元に流さないようにしましょう。

枝は折らない

桜の枝をむやみに折ると、切り口から雑菌が入り、病気になる確率が高くなります。

意図的には折らないと思いますが、ついうっかり折ってしまわないように、細心の注意を払ってお花見をしてください。

日本三大巨桜

日本には桜の名所が沢山あります。

その中でも国の天然記念物に登録されている「日本三大巨桜」と呼ばれている桜があります。

三春滝桜(みはるたきざくら )

福島県田村郡三春町の「常楽院」にある「三春滝桜」と呼ばれている紅枝垂れ桜です。

この桜は江戸彼岸桜(えどひがんざくら)で、樹齢が1000年以上あると推定されています。

三春滝桜は、大正11年(1922年)に桜の木として初めて国の天然記念物に指定され、令和4年(2022年)をもって100周年を迎えています。

開花期には四方に伸びた枝から、薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、その様はまさに流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになったとも言われています。

山高神大桜(やまたかじんだいさくら )

山梨県北杜市武川町山高にある「山高神大桜」です。

推定樹齢が1,800年とも2,000年とも言われる江戸彼岸桜(えどひがんざくら)です。

伝説では、神話の武将ヤマトタケルノミコトが東征の折に植えたと言われ、名前の由来になっています。
また13世紀頃、日蓮聖人がこの木の衰えを見て回復を祈ったところ再生したため、「妙法桜」とも言われています。

淡墨桜(うすずみざくら )

岐阜県の本巣市内にある淡墨公園内に植えられている「淡墨桜」です。

「淡墨桜」は樹齢が約1500年以上と推定されている江戸彼岸桜(えどひがんざくら)です。

継体天皇お手植えの桜と伝えられ、薄いピンクのつぼみが、満開になれば白に、そして散り際には淡い墨色になることから淡墨桜と名付けられたと言われています。

おわりに

昔、桜が治水工事に利用されていたなんて、ちょっと驚きでした。

昔の人は面白いことを考えだしてしたんですね。

春は桜の咲く季節。

綺麗な桜を見て、お花見など楽しんでください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

皆さんに嬉しいことが起こりますように。

まったり
まったり

桜の風景動画をYouTubeにアップしています。

よろしければ見てみてください。

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