今回は神社の参拝の仕方について書いてみたいと思います。
二礼二拍手一礼
神社に参拝するときは、だいたい二礼二拍手一礼ですよね。
姿勢を正し、深いお辞儀を二回行い、手を合わせ、右手を少しずらして二回拍手を打ち、心を込めて祈り、もう一度深いお辞儀をする、というものです。
三礼三拍手一礼
インスタで見たのかYouTubeで見たのか憶えてないのですが、神社の参拝の仕方に「三礼三拍手一礼」というものがあるそうです。
三回お辞儀をし、三回拍手を打ち、最後に一回お辞儀をする、というものです。
本来は 三礼三拍手一礼
現在は、二礼二拍手一礼が一般的な神社の参拝作法となっています。
しかし、かつては「三礼三拍手一礼」が基本のようでした。
三礼三拍手一礼の由来と意味
三礼三拍手の作法には深い意味があり、古代の日本人が神々と対峙する際に込めた信仰心を反映しているそうです。
神社参拝の「参拝」は、「三(参)」と「拝」を組み合わせたもので、以下の三柱の神々を拝することに由来しているそうです。
・天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
・高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
・神皇産霊神(かみむすひのかみ)
これらの神々は「古事記」や「日本書記」に記された最古の神で、「原初三神」または「造化三神」とも称されます。
これらの神々は日本の創生に深く関わり、日本文化における「三」という数字の特別な意義の源泉とされているそうです。
三礼三拍手一礼は、神々とのつながりを意識し、その信仰の本質を体現する所作のようです。

三礼三拍手一礼は正式な作法
三礼三拍手一礼は、正式な神道の作法として認識されているようです。
わたしが知ったのはつい最近のことですが(笑)
それまでは二礼二拍手一礼が正式な作法だと思っていました。
三礼三拍手一礼は、第65代花山天皇の系譜をもつ白川家によって定められたようです。
白川家は、「伯家神道」または「白川神道」として皇室の神事を代々担当したようです。
昭和36年に白川家が断絶したことで、「伯家神道」は途絶えてしまいます。
ですが、神道の正式な所作は、この「伯家神道」に基づいているそうです。
一般に広まった時期は
二礼二拍手一礼が一般に広まったのは、戦後や平成に入ってからなど、諸説あるようです。
一部の説では、GHQが日本人の精神性を抑え、文化や伝統を弱体化させるための施策だったとも言われています。
神社ごとに参拝作法あり
一般的な神社の参拝作法は、二礼二拍手一礼となっているようですが、異なる参拝作法の神社もあるようです。
出雲大社などは、「二礼四拍手一礼」のようです。
なにはともあれ、参拝する神社の参拝方法に従ったほうがよいのでしょうね。
三礼三拍手一礼で参拝してみます
二礼二拍手一礼は閉じる動作を象徴するとされ、三礼三拍手一礼は神々とのつながりを意識する作法とされているようです。
いままでは神社に参拝するときは、二礼二拍手一礼でしたが、今度からは三礼三拍手一礼で参拝してみようと思います。
何か変わってくるものでもあるのでしょうか(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんに嬉しいことがたくさん起こりますように。
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